現在働いている会社・ポジション、仕事内容について
ジョージア州にある日系企業にて、Senior Financial Analystとして働いています。外資系では、FP&A(Financial Planning & Analysis)、若しくはBPA (Business Planning & Analysis)と呼ばれている職種です。日本企業では、直接該当する部門はないのですが、「経理・財務」と「経営企画」業務を兼ね備えたような職種です。企業の経営目標を理解した上で、予算、中期/長期計画の策定、業務管理や財務分析を行い、企業のビジネス戦略をサポートする役割です
現職に至るまでの経緯
将来就くであろう職業について、具体的なプランを持っていなかった私は、何となく日本の大学ではデザインを専攻、その後ハワイへ渡り、やはり何となくなのですがAccounting を専攻しました。それがきっかけとなり、経理/ファイナンス畑に従事することになります。卒業後ハワイでAccounting Clerkとして働いていましたが、キャリアの選択技が広がる大きな都市で仕事をしたいと考え、東京へ戻りました。東京では外資系企業にて10年間、その半分以上をFP&Aの分野で仕事をするうちに、一般的な管理会計よりもFP&Aという職種に惹かれるようになりました。
その後、家族の仕事の都合でニュージャージーで1年ほど過ごし、ミュンヘンでの短期滞在を経て、ジュネーブへ行くことになります。ヨーロッパ言語が何一つ出来ない私にとって、現地で仕事に就くことが出来るのかという不安と、新しい生活への関心が交差する中での引越しでした。幸いだったのは、たくさんの国際企業が、ヨーロッパのHQをスイスに置き、そこでは英語がビジネスランゲージとなっていたことです。就職活動に時間を要しましたが、希望するFP&Aの仕事に就くことが出来ました。職場のスタッフは、大多数はヨーロピアンなのですが、国籍を挙げると40ヶ国以上が数えられました。その為、唯一の日本人である私も、違和感を感じることなく、異文化/多文化を楽しむことが出来ましたが、反対に複雑な環境への適応が求められました。様々な見地、解釈に接しながら、改めてコミュニケーションの大切さを実感し、視野を広げることが出来たのは、大変貴重な経験となりました。
そして2012年秋、ヨーロッパでの7年間の生活を終え、アトランタへやって来ました。現職へは、その年の12月より就いています。
今のポジションの好きな所、現在何が楽しく感じられ、生き甲斐に結びついているか
今までと異なるビジネス環境、初めての日系企業で、新しい発見、チャレンジが新たな経験、知識となっていることです。各地、そして多文化ビジネス環境での経験を生かし、日系企業の海外進出、発展のサポートが出来ればと思っています。
是非、ここ米国南東部で働くことについて日本人としての視点から、又は思った事気づいた事がありましたらお願いします。
アトランタ界隈は、思った以上に日系企業があり、その日系企業をクライアントとする企業も多く、また日本人にとって生活もし易い場所ですので、日本語を生かしてキャリアを伸ばしたい方には、お奨めです。