現在働いている会社・ポジション、仕事内容について
現在、4大監査法人の一つ, KPMGのアドバイザリー部門にて経営コンサルティングの仕事をしています。私が在籍している部署(ストレータジー&オペレーション)は主に企業が迅速かつ効果的にビジネスを行う為の実践的な戦略計画の策定と実行、組織再編、および物流機能の改革やコストの最適化など、必要なプロセス変革を通して企業のパフォーマンスを向上させるとともに、企業がビジネスにおいて抱える様々な問題解決の支援をしています。
現職に至るまでの経緯
マサチュセッツ州の大学院でMBAを取得後、同州のケンブリッジ市内にあるTranslation/Localizationを専門とする米系の会社でプロジェクトマネージャーとして5年間経験を積みました。仕事に慣れ業界の知識もついてきた3年目あたりから、将来の自分のキャリアについて色々と考えるようになりました。 プロジェクトマネージメントの仕事自体には魅力とやりがいを感じていたのですが、この先例えば3年後、5年後、この業界で仕事をしている自分の姿を具体的に想像する事ができませんでした。一方で、プロジェクトマネージャーとしての3年の経験と知識だけで違う仕事や業界に転職できるのか、この先どのような機会やチャンスがあるのかもはっきりと分からず、しばらくの間色々と悩みました。 自分の将来のキャリアビジョンが持てないというのはとても不安でした。しかし、そんな時だからこそ焦らず今の自分にできる事は何だろうと考えました。客観的に自分を見つめ直し、自信をもってできる事と今後やるべき事について真剣に考えた結果、今取り組める仕事を懸命にこなし、更なる経験を積みながら、プロジェクトマネージメント(PMP)の資格を取得する事を決意しました。
現在の会社そしてこのコンサルティング業界に転職したのは4年前、ボストンからアトランタに引っ越しをする事になったのがきっかけです。積極的な転職活動を行っていた折に、KPMGのアドバイザリー部門でPMPの資格とプロジェクトマネージメントの職務経験を持ち日本語が堪能な人材を必要としているプロジェクトがあり、一次面接を受けられるチャンスに恵まれました。その後、3回の面接を経てKPMGから内定をもらうことができました。実はKPMG(アドバイザリー部門)は大学院卒業前の就職活動中に受けた会社の1つで、昔からとても興味がある会社でした。しかし当時は最終面接で涙するといった残念な結果だったため、同じ会社から内定をもらえたということは本当に嬉しかったです。
今のポジションの好きな所、現在何が楽しく感じられ、生き甲斐に結びついているか
クライアントの会社にてプロジェクトチームの人達と一緒に仕事を進めていくので、働いている時間の80パーセント以上を出張先、外出先で過ごす事にになります。州外の飛行機での出張となると、毎週月曜日から木曜日までが出張先での滞在、週末のみアトランタに戻ってくるといったライフスタイルになり、体力的にもかなりきつい仕事です。しかし、性別や年齢にかかわらず努力と実績で評価される環境なので仕事のやり甲斐はあります。また会社の福利厚生が充実してる他、ワークライフバランスを推進し女性の活躍を積極的に支援するネットワークがあることなどが会社の魅力だと思います。
10年後(5年後)の夢、こんな自分になりたいな的な想像でも結構です。
夢と言うより、これは私の心構えです。
現状が当たり前という麻痺した思考を捨て、“こういう人材になりたい” “こういうスキルを身につけたい”又は“こういう事をしたい”といった理想や長期的目標を描くこと。その上で目標達成するために今自分にできることは何かを考え、その目標達成に向けた短期スパンにおけるより現実的な小さな目標を立てて、一つづつ乗り越えていくこと。 そういった自分にとっての成長サイクルを常につくり出していける人間でありたいと思っています。